カメラのダイナミックレンジについて

今日は、露出をマスターするうえで避けては通れないカメラのダイナミックレンジについて考えていきたいと思います!

露出ってなに?という方はこちらも参考にしてみてください。

カメラの露出について考えよう。適正露出ってなにが基準?
今日はそもそも露出ってなに?という人のために、わかりやすく露出について説明したいと思います。写真を撮るうえで基本になる考え方なので是非覚えて...

光をコントロールすることは風景写真の面白い要素の一つでもありますので、この機会に是非覚えておきましょう。

ダイナミックレンジとは?

下の写真は「日の出と焼けた空」に露出を合わせて撮ったものです。

イメージ通りの綺麗な空なんですが、せっかくの迫力ある前景が真っ黒になってしまいます。

それでは逆に手前の景色に露出を合わせるとどうなるでしょうか?

今度は断崖絶壁がはっきりと写ってくれましたが、空が明るすぎて白トビしてますね。

カメラを始めたばかりの人ですと自分の設定が悪いのかな?と思ってしまいそうなものですが、そもそも明暗差の激しいシーンはカメラのセンサーで写すことのできる光の範囲を超えてしまっている可能性があります。

この、カメラが捉えることができる光の幅をダイナミックレンジと言うんですね!

明暗差が激しい時の撮影方法

それでは明暗差が激しい状況をどのように撮影していけばいいのか?を考えていきましょう。

基本的に明るすぎて白トビしてしまった部分は階調が失われており、現像ソフトでも復旧は困難になります。

黒つぶれした部分も同様で、シャドー部を持ち上げてもざらざらとしたノイズが目立ちます。

この二つの要素を回避するテクニックを紹介したいと思います!

NDフィルターを使い光をコントロールする

カメラにこんな装置をセットしている人を見たことがありますか?

これはNDフィルターと言って、レンズの前面に取り付けることによってカメラに入ってくる光の量を減らすことができるシステムです。

NISI V5-PRO 100mm システムフィルターホルダーキット

フィルターには種類があり、どのメーカーもND8、ND16、ND64というような数字が明記されています。この数字が大きいほど減光の効果が大きくなっていきます。

下の写真はハーフタイプのNDフィルターです。

グラデーションが入っており、水平線や地平線に合わせることによって白トビしそうな空だけ減光することが可能になります。

このフィルターを使いこなすことができれば、前景に露出を合わせながらも明るい空や太陽を白トビさせることなく一枚の写真に収めることができます。

複数の露出を撮影してフォトショップで合成する

フィルターワーク以外にも広いダイナミックレンジを作り出す手法があります。

それは、フォトショップなどのソフトで異なる露出の写真を合成するというものです。

合成?それはちょっと・・・と思う人もいるかもしれませんが、海外のフォトグラファーさんはこの手法を積極的に取り入れています。

僕も最初は抵抗がありましたが、今はもっとスキルを磨きたいと思うようになりました。

なぜなら、暗い部分から明るい部分までノイズが少ないバッキバッキの写真を作ることができるからです。

この、複数の露出を合成する手法のことを露出ブレンドと言ったりします。

露出ブレンドの流れ

細かい手法は次の機会にしたいと思いますが、どんな作業をするのかだけ簡単にご紹介したいと思います。

今回は分かりやすいように、冒頭でも使用した白トビ・黒つぶれした2枚の写真を使います。

まず、ライトルームで合成したい写真を選択し、フォトショップでレイヤーとして開きます。

イメージとしては暗い写真の上に、明るい写真を置いている感じです。

上のレイヤーは前景(岩肌)に露出が合っていて、下のレイヤーは空に露出が合っています。

この2枚の露出の良いとこ取りをします。

白トビした空にマスクをかけて、下のレイヤーの綺麗な空を浮き上がらせます。

マスクを作るのによく使うツールはブラシツールクイック選択ツールです

ブラシツールは塗り絵と一緒で、種類や硬さなどを選ぶことができ、ぬりぬりした部分にマスクが作成されます。

クイック選択ツールは高い精度で境界線を指定して選択範囲を作成してくれます。

こうして2枚の写真の露出を掛け合わせたものが下の写真です!!

カメラがもつダイナミックレンジの限界を超えた一枚の出来上がりです(≧∀≦)

明るい空も白トビしておらず、手前の岩肌も黒つぶれしていません。

さらに、フォトショップで合成する一番のメリットは、この写真をrawデータで保存できることです。

ライトルームで再度このrawデータを開いてみました。

右のサイドバーを見ると分かりますが、露出やハイライト、シャドーなども一切調整していない状態でこの仕上がりです。

まとめ

カメラのダイナミックレンジについて少し参考になりましたでしょうか?

カメラが捉えることができる光の幅を理解し、それを補ってあげるような撮影方法を考えていけば失敗写真を大幅に減らすことができるのではないでしょうか?

フィルターワークや合成といったテクニックも、やりだすと面白いので是非挑戦してみてくださいね!

では

スポンサーリンク
スポンサーリンク




スポンサーリンク




フォローする

スポンサーリンク
スポンサーリンク