望遠レンズの特徴
今日は望遠レンズの特徴とその魅力について考えてみます。
望遠レンズは基本的に遠くのものを大きく写すためのレンズですが、実はそれ以外にも面白い特徴がいくつかあります。その中でも割と理解しやすく写真の表現に直結する背景ボケと圧縮効果について書いていきたいと思います。
この二つの効果をマスターすればさらに写真が楽しくなりますので是非覚えてくださいね!
背景ボケ
下の写真は焦点距離200mmで撮ったものです。( まともな作例なくてごめんなさい・・・)
とろっと背景がボケるのでそれっぽい写真に見えますよね (≧∀≦)
正確に言うと望遠レンズだからボケているわけではありませんが、ボケ効果を上手く使うと世界観が出しやすくなると思います。
背景ボケのコツは焦点距離は長く、カメラと被写体との距離はできるだけ近く、被写体と背景の距離は遠く、F値(絞り)は小さくです!
背景以外にも手前にぼかしを入れたり、夜の照明などを使って玉ボケをつくることもできるので色々なボケを試して遊んでみましょう(≧∀≦)
圧縮効果
圧縮効果とは遠景との距離感がぐっと縮まる現象のことを言い、遠近感が弱くなるので面白い絵がつくれます。望遠レンズだけで得られる効果ではありませんが、被写体との距離が遠ければ遠いほど効果が強くなります。
室蘭の工場夜景の写真を見てみます。背景にある山の上の建物群。実際には工場からかなり距離がありますが、圧縮効果により同じような大きさで写っています。
下の写真は鹿児島の街と桜島。中心に一本の道路がありその奥に桜島が見えます。こちらも手前から奥までかなりの距離がありますが遠近感が弱く平坦に見えますね。
圧縮効果を上手く使うと「お城と大きな月」のようなファンタジーな絵もつくれますので是非挑戦してみてください(≧∀≦)
まとめ
今回はあらためて望遠レンズの効果について考えてみました。
実は愛用している初期のEF70-200を買い替えたいと思っています。候補はいくつかあるんですが嫁にはまだ相談していないのでどうなるかはわかりません・・・笑
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